お返しにお茶?!

あるお葬式の帰り・・・


sougi 親しい人やお世話になった人が亡くなったとき。

通夜の会場である式場に到着し、入口でお布施を渡すときに
「引換券」
をもらいました。

とりあえずお葬式も終わったし、さて帰ろうかなー
と思ったら・・・
出口付近で

「引換券をお持ちですか?」
って係の人に声を掛けられた。


(あぁ、そう言えば)


ポケットを探ってみると”くしゃっ”となった引換券が出てきた(汗)

「(>_<)あ、あのぅ、くしゃくしゃにぃ・・・」
とおそるおそる差し出したその引換券を見た係員の人から

「何じゃこりゃ~~ーっ!!!」
とど派手に怒られてしまった

・・・ということもなく爽やかに紙袋を頂きました(笑)


ちょっぴり重さを感じる袋の中には
綺麗な花柄の筒状の物が2つ並んでいたのです。


そうです。箱の中にはお茶が入っていたのです。



そもそも、何でお葬式の帰りにお茶を持たせるんだろう??


葬式の帰り際に配られる物。

それは「香典返し」というものですね。


昔からお返しとして葬家に選ばれる物はやはり
「お茶」
が多いようです。


では、どうして会葬者達にお茶を配るようになったのでしょうか??

1.故人を思い出さずに寂しくないようにという思いを込めて

昔から日常的によく飲まれた飲み物であるお茶は、
いずれ飲み終わったときに形が残りませんよね。

故人を思い出さないように、もらったものがなくなってしまうように
お礼にお茶を贈るようになった、と言われています。


2.境界線としての役目があった

「お茶の木」を植える祭は、土地の境界線に植えられることが多かったため、
その先は別の土地である、という意味がありました。

そうですね。

お茶をもらって飲むことで、いわゆる
「現世とあの世との境界線を引く」
と言う意味があるのです。


3.仏教との関係

臨済宗の開祖として有名な栄西ですが、
実は茶道にも造詣がありました。

「茶道養生記」によって、お茶の効用や特徴などを記しており、
日本にお茶を飲む習慣を確立させたと言われています。

そのため、仏事にはお茶が関連してくることが多く、
わざわざご足労頂いた会葬者の方々へ
お茶をお返しすることで、”疲れを取って欲しい”
という願いが込められるのです。


4.お茶の消費を増やす?!

明治時代に、幕府を追われた江戸の旗本達が静岡でお茶の栽培を行い
生産量が爆発的に増えました。
消費も増やしたいということで、

「香典返しにお茶」

という図式を作り上げた、
とも言われています。



いつ返すの?


“今でしょ!”
と、ドヤ顔をしたあなた。

残念!!
切られた~・・・・・

などとふざけている場合ではありません(笑)


香典返しには実は、その日にお渡しする
「即日返し」
と、後日にお渡しする
「後日返し」
の二種類があるのです。


■即日返し
通夜・葬儀当日に相当額の「香典返し」の品(3,000円程度)を用意し、
会葬御礼品とともに、「香典」をいただいた方には、「香典返し」をお渡しする。
10,000円以上をいただいた人には、後日方式で、
「49日法要」がすんだ後に更に、挨拶状を添えて「お返し」を送付する。

■後日返し

通夜・葬儀当日には、会葬に来て頂いたことへの感謝のしるしとして、
「会葬御礼品」と「会葬礼状」をお渡しする。
後日、49日法要後、「香典返し」として御礼品を贈ります。


しかし、地域によって風習が違ったりする場合もありますので、
この限りではありません。


okaeshi

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